rms beauty COLUMN

# なぜメイクアップアーティストになったのか

2020.02.28

ローズ・マリーのメイクアップアーティストとしてのキャリアは長い。
彼女のポートフォリオには、ジゼル・ブンチェン、ミランダ・カー、
デミ・ムーア、ソフィア・コッポラ、セリーヌ・ディオン等、
名だたるトップモデルやセレブ、アーティストが存在し、
世界の一流フォトグラファーとも多くの仕事をジョイントしてきた。

そんな彼女はどうしてメイクアップアーティストになろうと思ったのか。

ローズ・マリーは三姉妹の長女として、
カナダのウエストバンクーバーで生まれた。
新鮮な空気と山々に囲まれた自然豊かな環境の中、
採れたての野菜やフルーツを食べて健康的な毎日を過ごす。

母親は、ウエディングドレスやイブニングドレスのデザイナーとして活躍していた。

繊細なレースやキラキラ光るビーズだけでなく、
母親のドレッサーに並ぶ真っ赤な口紅に、羽のついたブラシとお白粉。
目に映るものすべてが幼いローズ・マリーの世界になった。

彼女がメイクアップアーティストになると決めたのは
エステティシャンだった妹から言われた、
「メイクアップアーティストになれば?」
たった一言がきっかけだった。

そこからメイク学校に通うことなく、すべて独学でキャリアを積んだ。
バンクーバーからトロント。
そしてヨーロッパに渡り、ハンブルク、パリ、ベルリン、ロンドン。
瞬く間に世界中を飛び回るアーティストとなった。

彼女はこう答える、
「私には目がある、見たものを形にするだけ。」

簡単そうに聞こえるが、
同じものでも見る人が変われば感じ方が変わるように、
「見ることができる目」を持っていることも、
その見たものを形にできることも、
誰にでもできることではない。

自然と調和するナチュラルな哲学と
時代を切り開くモードのバランス。
彼女が生み出すプロダクトやメイク、
そのすべてに、幼い頃の記憶が細部に宿っている。

彼女のルーツを紐解くと リップやドレスにキラキラ目を輝かせる、
幼くて、あどけないローズ・マリーに出会うことができた。
彼女のその目は今も健在だ。少しも変わっていない。

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